[美穂のDIARY]
12月25日
… Christmas
二人はDisney Landにいた。何もかもが夢のような世界だった。二人で手をつないだまま、時がとまってしまえばいいなぁ……と思った。彼はいつもより数倍かっこよかった。やさしかった。少なくても私はそう思った。そして、その日は、私の心の中で忘れられない思い出になった。
でも、それから先…もつれあう毎日だった。喧嘩もした。戻ればまた、すぐ喧嘩だった。もつれあって、もつれあって……そんな数ケ月が過ぎた。辛かった。本当に辛かった。でも彼にはそのもつれが何であるか、その時から気づいていたと思う。そう…実際彼は気づいていた。だから私もそれに気づいて何度か決意した。このままじゃ悲しいだけ…だから別れようって。
でも私、別れたいと思っていたわけじゃなかった。ただ私も本当に好きでもないのに付き合っている、というのは嫌だった。(でも誰でも嫌だよネェ)
私を見ていない彼に、私は不必要だった。でもその時、彼は言った。「オレはまだ美穂のことが好きだから」って。
でもさぁ、そのときに言ってくれてよかったのにね。「私のことが好きではないから」って。でも私も、本当に私のことを思っていないことに薄々気がついていたのだけど…(これが俗に言う女の直感ってやつかなぁ)
6月になって、お互いに定期演奏会を迎えることとなった。そのころ、私達は大分会っていなかった。彼は今ごろどうしているかナァ…そう思いながら練習に励む毎日だった。でも、私は大丈夫だろうと思っていた。会わなくたって嫌いになったりしないよね、そう思っていた。