【Yukaちゃん】A

(続き)

冬休みがいい気分転換になって、Yukaちゃんは3学期からまた熱心な生物部員として生物室に通っていた。
Yukaちゃんは、先生は告白前とぜんぜん変わらないと言っていたけど……。

バレンタイン。
俺はYukaちゃんを励まして、手作りチョコを持って行かせた。
結果はまた「ありがとう」だけ。
またYukaちゃんは俺のところに泣きに来た。
俺も今度は「だめかもしれないな」と思った。
でも、望みは捨てるなとYukaちゃんには言った。
Yukaちゃんは、先生の顔を見るのが辛くなっていたみたいだった。

3月、一日早いホワイトデーのお返しを先生がくれた。
Yukaちゃんはもちろん大喜び。
一方で、先生との別れも迫っていた。
先生は臨時採用の講師なので、1年しかこの学校にいられない。
あと2週間でお別れ。
Yukaちゃんはその事を知ってまた泣いた。

(続く)

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