【その日のために】

男にとって女の子が来知の生物であるように、女の子にとっても恋する男が何を考え、どう行動するのかはわからないだろう。そんな二人が恋の過程でいろいろな場面に行き当たったときどうすれば良いのか、そのことについて少し書いてみよう。

 

Pre A(お手々つないで)

恋する二人がいて、お互いの想いがわかりはじめて、二人で公園でも歩いていると、「手をつなぎたいな」なんて考える。足元のあぶないところで彼が彼女の手をとる、なんてきっかけでもあれば良いのだが、そんなきっかけもないまま2ケ月もたってしまったなんてカップルも珍しくはない。

いずれにしろ、この段階では何も考えることはない。二人でときめいて、悩んで、ただ恋をしていればそれでいい。

 

A (First kiss!)

男にとってもFirst kissは感動だが、ひとつの通過儀礼にすぎない。

もちろん、自分の好きな女の子と初めて唇を合わせるその瞬間は、男にとって緊張の一瞬であり、また、感動の―瞬でもある。ただ、その感動は、このあと2回、3回、4回と繰り返されていくにしたがってしだいに日常に変化していき、感動は薄れてくる。

女にとって、はじめてのKissは女の心を大きく変化させる。それが単なる偶然や、ものの弾みでないならば。

その時から彼女の心のアンテナはいつも彼の方へ向けられるようになるだろう。

彼女にとって、彼の存在はずっと大きなものになるだろう。そしてその思いはそれからずっと彼女を支配し続けるだろう。

唇は安易に与えてはいけない。男は心が不安定になればなるほど、安定をもとめて抱きしめ、唇を合わせたいと思う。ただ、男にとっては「その時」の自分の感情に素直に従っただけのその行為は女の子にとってはその一生をも支配しかねない。I0年もたってから後梅するなんていうことだってあるんだから、First kissは慎重に。

 

A! (Deep kiss)

舌をからませるDeep kiss。これは女の子にとって身体を支配される第一歩。充分にご注意を!

男にとって唇を触れ合う程度の軽いKissと、Deep kissの違いは精神的なものでしかない。しかし、女の子の場合は、身体が反応してしまう。

理性が感情に支配されるその第一歩。それがDeep kiss。

もちろん、相手を好きでなければDeep kissなど許すはずもないが、身体が先に相手を求め、理性が後から納得するという形になりかねないから、ここに進むことの怖さは感じていなければいけない。

 

B (Light Petting)

ここまで来ると、女の子は盲目になり、男はブレーキがきかなくなる。

服の上から偶然、身体が触れあうというのはよくあることだが、意識して触れあうということになると、これはもう大人の世界の入り口。充分にその怖さを感じていなければいけません。

とは言っても、A〜A!と進んでくれば、いつの間にかBというのも自然なパターン。気をつけましょう。

初めての経験の場合、ここまで来ると、はじめに書いた通り、女の子はまわりが何も見えなくなる。
(二人目以降はそんな新鮮さがなくなってしまうっていうのも残念なものだが……)

感情に理性が支配され、恋が生活の大きな部分を占めるようになる。そして、「女は繰り返しを求める」という言葉が実感としてとらえられるようになる。
一方、男のほうは女の身体の感触というものを知るにつれて、ブレーキがきかなくなり、一気に最後まで突っ走ってしまう。だから女が男に流されると、次のB!を経ずに、いきなりCに行ってしまうことになる。

いずれにしろ、ここまで来たときには避妊の用意は不可欠になる。

「自分達はブレーキをかけられるから………」なんていうのは甘い考え。人間の感情というのは「こうあるべき」というタテマエとは無関係な動きをするもので、特にアツくなっているときには、日頃考えていたこととは全く違った行動をとったりするもの。理屈では割り切れないものなんだから、「万一」に対する備えは絶対に必要となる。とくに、最近はこういったことに対する抵抗感が少なくなっている。周りに経験者もたくさんいるだろう。それだけに、慎重さを求めたい。安易に先に進まないように。

 

B! (Heavy Petting)

ここまで来てしまったら、ここでとどまるのは難しいだろう。
だから、俺がここで言うことは何もない。

 

C (Sex)

「愛があればHしても,…。」と思っている女の子は51%というデータがどこかに出ていた。実際にはもっと多いかもしれない。
男女の性に対する意識が変化して、男の処女願望も、以前ほどではなくなってきた。ただ、俺が見ている限りでは、いわゆる「普通の」男達は、「ほんとうは処女がいい」という思いをまだ持っているように見える。ただ、普通の男達は性的な経験が少ないために自信が持てず、処女と童貞の組み合わせではうまくいかないのではないかという思いが強かったり、マスコミの作った虚像に惑わされて、処女の女なんてもういないと諦めているように見える。

ともかく、ここまで来るのなら、避妊の用意は忘れずに。前にも書いたが、人間の感情というのは理屈では割り切れないもので、それが「してはいけない」ということを充分承知していながら、おさえることができないということもある。特に何かがきっかけになって男が激したとき、女にはそれをおさえる力はまずない。だから、「万一」のときに妊娠という最悪の結果を招かないための準備だけは忘れてはならない。

人間の慣れというのは恐ろしいもので、初めてのときは緊張していたのに、いつの間にかそれが日常になり、やがてエスカレートしてゲーム化してくる。そういった自分の変化に気をつけないと、いつの間にか男から便利に利用される女になってしまう。
……詳しい話は初心者には刺激が強すぎるからここには書かないけれど、そして真面目な男達と遊び慣れた男達では女に対する気持ちも女の扱いもまったく違うけれど、男には危険な一面があるっていうことを心のどこかに置いていてほしい。