【えりちゃん その3】
(俺の答えは…)


Keiです。

メールをあらためてゆっくり読ませてもらいました。

K先生とのこと。
まず、「好きだ」という気持ちを封じ込める必要がないというのは当然のことだよね。
あとはそれをどう表現するかということになる。
どれくらい好きかということは、案外自分ではわからないもので、自分がどれくらいK先生のことを好きかなんていうことはそんなに突き詰めて考えなくてもいい。ただ「好き」という気持ちを自分で素直に受け止めていればいいと思う。

先生は23歳。ということは、まだ先生になったばかりということだよね。
だから、先生自身も生徒から好きだと思われるという経験はそんなにないと思う。
先生はえりちゃんが先生のことを好きだということは、たぶん気がついている。少なくとも「好きなんじゃないかな」と思う程度にはわかっている。
それについてどう対応していいかわからないから、えりちゃんの質問をごまかすのだろう。

K先生の、「好きだから一緒にいるって思ってたけど、ある時から一緒にいるから好きになるって考えに変わった」っていう言葉は経験者の言葉だね。
だから、先生にはそう思う相手がいたか、あるいは今そういう相手がいるのかもしれない。

もしも、先生に今、好きな相手がいたとしたら、えりちゃんはどうする?
俺はあきらめる必要はないと思うんだけど。
独身者の恋愛は先着順じゃないんだから、今、相手に好きな人がいたとしても割り込んでいっていい。
えりちゃんが一晩考えて、「一緒にいたい」って思うようになったのなら、その気持ちを大切にした方がいい。
……俺はそう思う。
先生につきあっている相手がいるかもしれないっていうのはえりちゃんにとってはショックかもしれないけれど、23歳で、何か人を好きにさせるようなものを持っている男だったら、それまでに何度かの恋愛経験があるのが当然だよ。
そういう先生が、今まで誰ともつきあっていなかったっていう方が不自然だろう?
だから、その事であきらめる必要なんてないんだ。
K先生とえりちゃんがお互いにふさわしい相手なら、8歳くらいの歳の差は全く問題にならない。

それから、先生が好きなタイプを明かしてくれないっていうことだけど、自分にぴったり合った相手っていうのはある日突然わかるものなんだよ。
それまでなんでもなかった友達が実はそういう人だったって気がつくこともあるし、突然目の前に現れた人が自分とぴったりの人だったりする。
そういう人はいつ現れるかわからないし、本当に合っているかどうかっていうのはその時にならなければわからない。
ある時突然「この人は自分にぴったりの人なんだ」ってわかるんだよ。
たぶん、先生はこのことがわかっているんだろう。だから、好きなタイプといわれてもはっきりと返事ができないんだろう。
……もちろん、はっきりとした答えを出さずに、答えをあいまいにしておこうという気持ちもあるんだろうけど。

それより、いちばんの問題はK先生とえりちゃんが「先生と生徒」という関係だということ。
K先生がえりちゃんのことを好きになったとしても、この「先生と生徒」という関係がものすごく大きな問題となって先生にのしかかる。
このことは、俺のページを読んでもらっているようだから、わかるよね。
特に、新人の先生にとっては他の先生たちの目も気になるだろうし、生徒から「好きだ」と告白されることにも慎重になるだろう。
だから、できればえりちゃんは卒業までは先生の「ファン」として先生に接すればいいと思う。
そうすれば、先生もあまり周りの目を気にせずにえりちゃんに接することができるだろうし、その間にえりちゃんに対する気持ちがはっきりしてくるかもしれない。
卒業する直前か、卒業後に告白すれば、先生はえりちゃんが生徒だということを必要以上に意識せずに、自分の気持ちをそのままえりちゃんに伝えられるだろう。
その結果がどうなるかはこれからのえりちゃん次第。
素直な気持ちで先生に接してみて、先生がえりちゃんのそういう姿をどう思うか。それ次第だね。
押しすぎてもいけないし、引きすぎてもいけない。
恋愛って、そのバランスが難しいんだよ。
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Kei

続く

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