【悪女になれなかったあなたに】

恋が終わったときに「悪女になるんだ」と言っていたあなた。結局、悪女にはなれなかったようですね。

それでいいんです。無理に自分をねじまげる必要はありません。

今のあなたに必要なのは、少し現実から遠ざかって、ゆっくり休むこと。

ゆっくり休んで、彼の影を洗い落としなさい。

厳しい言い方ですが、あなたと彼が過ごした日々は、もう過去のものなのです。

あなたがたが、あそこに帰ることはもうないのです。

今、彼があなたを求めるとしたら、それは彼の「男」がそうさせているだけなのです。

彼の中に、あなたはもういないのです。

彼があなたと唇を合わせるのは、あなたを愛しているのではなく、あなたの中の彼の思い出に浸っているだけなのです。それはあなた自身が一番よく分かっているはずです。

彼の残像を追い求めるのはやめなさい。

あなたの身体の中から、彼の残り香を追い出しなさい。

あなたの身体が、彼の手を忘れるまで、彼に近付いてはいけません。

あの暖かさを忘れろとは言いません。ただ、彼にそれを求めてはいけません。

「わかっていながら、別れられない」とあなたは言います。本当ですか?

あの暖かさの中に包まれて、外の寒さが怖いだけなのではないですか?

辛くても、離れなさい。

彼の誘いに乗ってはいけません。

あなたに染み付いた彼の影がとれたとき、あなたは初めて自由になれるのです。

そうなった時にはじめて、彼との歴史はあなたの心の中に生きることができるのです。

彼との歴史を美しい思い出に変えるには、あなた自身がその努力をしなければいけません。

……立ち上がりなさい。

彼の足元に座り込んでいたのではだめなのです。

勇気を出して立ち上がりなさい。そして顔をそむけてでも良いから、両手を突っ張って彼の影を突き放しなさい。………思い切り遠くに………。

そうして、しばらくは一人でいることです。

やがて、あなたに染み付いた彼の影は少しずつ薄れていきます。

あなたがそこから立ち上がれるようになるのは、1ケ月先か、2年も先のことか、それは分かりません。でも、その過程を紹なければあなたは自由になれないのです。だから、つらくでもがんばりなさい。

そうすれば、いつか新しい恋が始まったときに、あなたは新しい彼の前に胸を張って立てるでしょう。

 

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